8. まとめ、Q&A(15分)#
この章では、講座全体を振り返り、講座の後に学びを続ける方法を紹介します。最後に質疑応答を行います。
8.1. 講座の振り返り#
本講座のゴールは、データ分析の基本プロセス(入力 ➔ 加工 ➔ 可視化)を理解することでした。講座で使った道具を、基本プロセスに沿って振り返ります。
データ分析の基本プロセスと、講座で使った道具#
各章では、次のことを行いました。
JupyterLabを使う(30分): JupyterLabでNotebookを作り、セル単位でコードを実行しました
pandasでデータ加工(45分): pandasでCSVを読み込み、抽出・整形・連結・集計しました(入力・加工)
Matplotlibでデータの可視化(40分): Matplotlibで、見たいことに合わせてグラフを描きました(可視化)
応用への道(20分): データ分析の応用分野を知り、Webページの情報をDataFrameにする流れを見ました(入力)
オープニング、講座の全体像で紹介した講座のゴールと、それを扱った章は次のとおりです。
JupyterLabでコードを実行しながら分析を進められる ➔ 第4章
pandasでデータを読み込み・加工・集計できる ➔ 第5章
Matplotlibでデータをグラフにできる ➔ 第6章
応用(スクレイピング・機械学習等)への道筋を知る ➔ 第7章と、この章の「講座の後に学ぶ」
8.2. 講座の後に学ぶ#
講座の後も学びを続ける方法として、書籍、公式ドキュメント、コミュニティの3つを紹介します。機械学習、スクレイピング、画像処理、自然言語処理などの応用分野は、応用への道(20分)で紹介しました。
書籍で学ぶ#
本講座のベースとなった『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第3版』(翔泳社)のうち、本講座で扱ったのはChapter 2と4の一部(環境構築、JupyterLab、pandas、Matplotlib)です。次に読む章・節として、以下を紹介します。
4.1 NumPy: pandasの土台になっている数値計算のライブラリです
4.4 scikit-learn: 第7章で紹介した機械学習を、前処理から分類・回帰・モデルの評価まで試せます
Chapter 5 応用:データ収集と加工: 5.1 スクレイピング、5.2 自然言語処理、5.3 画像データの処理を、コードで試せます
公式ドキュメントで学ぶ#
講座で使ったライブラリの使い方を詳しく知りたいときは、各ライブラリの公式ドキュメントを読みます。公式ドキュメントは英語です。
pandas: 10 minutes to pandasで全体を見てから、User Guideで詳しく調べます
JupyterLab: JupyterLab Documentation
Requests: Quickstart
Beautiful Soup 4: Beautiful Soup Documentation
コミュニティで学ぶ#
コミュニティは、同じ技術に関心のある人の集まりです。コミュニティが開く学習のイベントを勉強会といいます。コミュニティに参加すると、ほかの利用者と一緒に学んだり、困ったときに質問したりできます。
PyCon JP: 一般社団法人PyCon JP Associationが年に1回開くPythonのカンファレンスです。発表を聞いたり、ほかの利用者と交流したりできます
PyLadies Tokyo: 女性のPythonユーザーをつなぐ東京のコミュニティです。毎月のMeetupなどを開いています
connpass: 勉強会を探して申し込めるサイトです。「Python」「データ分析」などで検索すると、近くやオンラインの勉強会が見つかります
8.3. 質疑応答#
講座の内容について、チャットでいつでも質問してください。この資料は講座の後も公開しているので、復習に使ってください。
よくある質問とその回答を紹介します。
Q. 講座で作った環境は、講座の後も使えますか?
作業フォルダと仮想環境を残しておけば使えます。作業フォルダで仮想環境を有効化し、JupyterLabを起動してください(事前準備:環境の構築、JupyterLabを使う(30分))。
Q. 自分の業務のデータで試すときに、気を付けることは?
元のファイルはコピーして使い、上書きしないようにしてください。個人情報や社外秘の情報を含むデータは、会社のルールに従って扱ってください。
Q. Excelのファイルを読み込めますか?
pd.read_excel()関数で読み込めます(pandasでデータ加工(45分)の「さまざまなファイル形式の読み込みと書き出し」)。ただしopenpyxlの追加のインストールが必要です。ライブラリをインストールすると同じ手順でインストールしてください。
Q. 次に何から学べばよいですか?
業務で扱いたいことに合わせて選んでください。表の集計ならpandasの公式ドキュメント、予測なら書籍の4.4 scikit-learn、Webの情報なら書籍の5.1 スクレイピングがおすすめです(講座の後に学ぶ、応用への道(20分))。
Q. エラーが出て解決できないときは?
エラーメッセージの最後の行を読み、その文で検索するか、AIに相談してみてください(社外秘の情報は入力しないでください)。勉強会などのコミュニティで質問するのもよい方法です(コミュニティで学ぶ)。